こんにちは。旅人会計士のタローです!
今週はFRBパウエル議長の発言を受けて株価が大きく上昇しましたね。
今年の初めからアメリカでの投資を始めて株価と金利の関係に注目してきたのですが、
継続してきた長期金利上昇がようやくひと段落しつつあるように感じます。
厳しい環境の中、企業の決算はそれほど悪くないですし、あとはインフレが落ち着くかどうか
というところでしょうか。
年末にかけて順調に株価が推移すると期待したいですね。
さて、今回は7月にラスベガス旅行に行ってきたのでその記事を書きたいと思います。
豪華なカジノ、華麗なショー、煌びやかなホテルと砂漠のオアシスという名にふさわしい
最高のリゾートでした!
まずはラスベガスに関する背景情報を今回のブログで記載し、次回で実際に行ってみての感想を書きます。
僕にとって、旅行をする際にその土地に関する情報収集は欠かせません。
旅行先の地理や歴史、産業について知ることで実物を見た際の感動がより大きくなると思います。
例えばラスベガスの場合、「なぜ、砂漠の真ん中にリゾートがあるんだろう?」とか
「ベガスってマフィアのイメージがあるけど、今はどうなんだろう?」
という素朴な疑問を調べるところから始めています。
昔は「地球の歩き方」とかの背景情報って読み飛ばしていたんですけどね。。
今では端から端まで読んだ上でネットで裏取りするほどの旅行オタクになってきました笑
ラスベガスが栄え始めたのはカリフォルニアでのゴールドラッシュがきっかけになりました。
黒船が日本に来る少し前の頃に、まだまだ開拓が進んでいなかった西海岸の金鉱山を目指して東海岸や
中西部のシカゴから多くの人が移住するようになったことと思います。
地図で見てみるとシカゴとロサンゼルスの線上ににラスベガスが位置していて、
多くの移住者が砂漠のオアシスとしてベガスを重宝したことが想像できます。
ちなみに、同じ線上にはコロラド州のデンバーも位置しているのですが、
デンバーへの旅行記はまた別の会で記載したいと思います。
ゴールドラッシュが終わってしまうと西海岸への道中にあるオアシス都市としての機能が果たせず、
一時的にベガスは廃れてしまいます。
その後、再び発展したのはギャングのベンジャミン・シーゲルがベガスにカジノリゾートを
建設したことがきっかけでした。
本格的なカジノリゾートの始まりであったシーゲルのホテルは「フラミンゴ」という名で、
シーザーズ・パレスホテルやベラージオがある中心街で今でも運営を続けています。
その名の通り、中庭では多くのフラミンゴが飼育されていて、カジノなどは
フラミンゴと同じピンク色の装飾が特徴的でした。
ベガスと聞くと、マフィアのイメージを持つ方も読者の中には居るかと思います。
僕は調べる前まで、今でもマフィアの街なんだと思っていました笑
この印象は自分が調べた限りでは誤りでした。
マフィアとの繋がりのイメージはフラミンゴの建設依頼、多くのマフィアがラスベガスでカジノ経営に
関与した歴史に起因していると言われています。
実際には、その後にハワード・ヒューズという大富豪が登場してホテル経営権の多くを買い取り、
マフィアは徐々にベガスから締め出されていったそうです。
そのハワード・ヒューズに関する「アビエーター」という映画があったので、早速見てみました。
マフィアからカジノを奪い取った人の生涯に関する映画とイメージしていたので
さぞかし、苦労してマフィアと戦ったんだろうと勝手に想像していたのですが、
この映画ではマフィアとの抗争は描かれておらず、風変わりな大富豪の破天荒な人生という
感じの映画でした。
でも、若くして親からの多額の財産を引き継いだ青年が「さらなる大富豪になる」
「自分の映画を成功させる」「飛行機のパイロットとしても成功する」という
まさにアメリカンドリームな実在の人物に関する話なので
映画「ソーシャル・ネットワーク」のマーク・ザッカーバーグと同じように
奇人の側面をあえて強調させてるのかもしれませんね。
潔癖症だった主人公が砂漠の映像を見て「砂漠は清潔で良い」とうなされるように
言っているセリフが印象的でした。
結局、調べた限りではマフィアがベガスの街から姿を消していったのは資本主義の原理と
政府の規制によるものだったようで、激しい抗争の歴史みたいな記録は残っていませんでした。
ただし、僕の最も好きな映画である「ゴッドファーザー」のシリーズ1で最後の抗争シーンで
主人公のマイケルに暗殺されたホテルオーナーのモデルがベンジャミン・シーゲル
なので、やはり多くの方にとってベガスとマフィアのイメージは強く残っているのかもしれません。
現在のベガスカジノは「MGM Resorts International」というS&P構成銘柄(ブログ記載時点)
でもある優良企業を始めとした会社によって運営されているためマフィアとの繋がりは
気にしなくても大丈夫そうでした。
実際にラスベガスを訪れても、マフィアの面影は皆無だったので旅行を計画している
方は安心してベガスでカジノを楽しんでいただければと思います笑
砂漠に囲まれて厳しい環境にも関わらず、2022年時点で70万人弱の人口を抱え、
今でも成長を続ける街、ラスベガス。
その発展の原動力となっているカジノリゾートは実際に訪れて見ると
資本主義の華やかな部分と仕組みを象徴する魅力に溢れる場所でした。
次回はそんなベガスを実際に訪れてみての感想を書きたいと思います。
参考情報:
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