大学時代に一人で旅行をするようになって依頼、多くの場所に行ってみたいという衝動を強く持つようになったのでライフワークのように旅行したいと思っています。でも、旅行はお金がかかることが多いので資金面でのケアが大事だということにだんだん気づくようになりました。無制限に今あるお金を使ってしまうと将来が不安になるし、かといって旅行で得られることはとても大きいのでその資金はしっかりと確保したいところです。その時に貯蓄の一部を投資に周すことで自己投資と将来への備えを両立させたいと思うようになりました。今回はアメリカに来てから自分が実践している投資の考え方を書きたいと思います。
お題からしてちょっと固いですが(笑)、お金と真面目に向き合うことで見えてくるものもあると思うので投資に向き合う基本姿勢を書いてみたいと思います。
投資の目的
お金に対する向き合い方を考える上で、自分のベースとなっている一冊の本があります。日本でもとてもメジャーになった本ですが、ロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん、貧乏父さん』です。初めて一人で海外旅行をした際に記念として当時、流行っていた本を現地の本屋で手に取ったのがきっかけでした。まだ学生であったためクレジット・カード使用時以外にはローンを組んだこともない状態でしたが、「自分のB/Sを作成した場合に債務超過になっているとラットレースに陥る。」というセリフは社会人になってからも大切にしている教えです。
貯金などををして将来への備えを行うことは上の考え方からも大切だと思いますが、その一方で「今の自分に自己投資」を行うこともとても大事ですよね。僕の場合は自己投資として旅行なども重視したいと考えています。
そこで、年間の旅行予算を決めて家計管理を行っています。それは最低限の貯金はしながらも、今は旅行という自己投資をすることで将来の選択肢も広げたいと思っているからです。一方で、家計の状況が今のまま順調に行くとは限らないので将来にも安定して自己投資を続けたいと考えた時になるべくその資金を株などの運用益により賄いたいと考えています。
例えば年間100万円は旅行や資格などのための資金を確保したいと考えると、年間7%の運用を仮定すると1,500万円、5%の運用だと2,000万円の金融資産が必要になります。このように考えると、将来旅行に毎年行くために今投資をしているというモチベーションも上がりますし、目標額も明確になります。
方針
1で決めた金融資産の目標額に達するまでは投資の「成長期」、目標額達成後は安定的な配当による資金確保を目指す「安定期」に分けて投資の方針を決めようと考えています。株式長期投資の場合、高配当株などによる毎期の配当(インカムゲイン)を主に狙うか、米国株や世界株に分散させて値上がり(キャピタルゲイン)を主に狙うかがメジャーな投資方法です。今は「成長期」と考えているので米国株や世界株などの今後成長が見込まれる領域で投資をする方針です。これはインカム狙いだと配当の再投資をしたとしても金融資産の成長速度という観点ではキャピタルゲイン狙いには及ばないと考えているからです。
また、具体的な投資銘柄を決める上では長期と分散、投資対象の成長性を考えて決めます。
投資対象
方針で決めた通り、米国株や世界株に広く分散して投資しつつ、コストである信託報酬が安いETFを探して以下を候補に上げました。
①バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI):米国株ETF
②バンガード・S&P500ETF(VOO):米国株(S&P500)ETF
③バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT):全世界株ETF
信託報酬はそれぞれ0.03%と0.07%となのでかなり安い水準だと思います。積立NISAなどでも人気で信託報酬が安い水準にあるeMAXIS S&P500ETFでも0.33%なのでその安さは投資の環境が整っているアメリカならではですね。①は全ての米国株式に分散投資、②は米国の主要な株式で構成されるS&P500の指数に連動するよう分散投資を運用方針としています。①か②のどちらにするかは迷いましたが、長期投資であればこれまでの運用成績を踏まえてもあまり大きな差が出るとは考えにくいので著名なウォーレン・バフェットさんが自分の死後にはS&P500に投資するよう言っていることを踏まえて②のVOOにて運用しています。
上記の中でeMAXIS S&P500との比較の話を出しました。これを少し補足すると①から③はバンガードが運用する米国のETFに直接投資を行う手法ですが、eMAXISなどは運用会社として日本の投信を挟みます。その結果、①から③は日本からの購入が少し制限されるため楽天証券やSBI証券からの外国株・ETF投資などを通じての投資に限定され、ブログ記載時点では積立NISAの対象にも含まれていません。(楽天証券のNISA口座に関しては対象でした。)一方で、eMAXISなどに関してはiDecoや積立NISAにも優良な金融商品として含まれていることが多いと思うので節税の観点からはeMAXISなども検討対象に入ると思います。現在、私はアメリカに居住しながら現地の証券会社を通じて投資を行なっているのでVOOを対象として選びました。
実績
僕が実際に運用を始めた2022年1月はちょうどFRBの利上げが意識され始めた頃で、VOOの相場が崩れ始めた時期でした。
その前の年末にかけてドルコスト平均法の考え方やETFでの長期運用の手法を自分なりに勉強していたので、下落トレンドが続く中でも全く揺らぐことなく定期的に買い続けることができました。書籍や投資家の方のブログ、Youtubeなど非常にわかりやすくて充実したコンテンツが多かったですね。上記のコンテンツを通じて情報収集し、長期積立投資で相場が荒れた際の対応方法などについて整理すると共に経済ニュースなども投資への影響の面から改めて考えるようになりました。
投資をする際には起こりうる状況を事前にシュミレーションして、どのようになった場合にどう対応するかをある程度決めておくと、誤った判断をする可能性が減ると思います。実績としては相場がやや上昇基調に変わってきたこともあり、旅行資金に充てられるだけの含み益が出始めたところですが、今後も気を引き締めて運用していきたいと思います。
年始から実際に投資をしていて、疑問に思ったことがあります。それは下落相場の中で今の株価や保有している投信の価格が割安なのか、割高なのかという点です。
ブログや証券会社のコラムなどを読んでいると「2021年の後半は流石に株価が割高でしたね。」と言っているプロの方がよくいらっしゃいました。
それを読んで「この人たちは株価の理論値を自分なりに持っていてそれと比較しているから割高、割安の判断ができるんだろうな。」と直感しました。株価の理論値を自分なりに算定できるようになることで少しでも今の株価に対する見方を磨けると考えたのです。
まだ、投資を始めて1年未満ですがS&PのPERと金利、インフレ率を加味することで自分なりに今の株価が割高なのか、割安なのかという考え方が定着してきたので、次回のブログではそのあたりの詳細をデータとともに記載したいと思います。
コメント